ラベル 洋楽と英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 洋楽と英語 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016年7月17日日曜日

バイリンガルニュースのマミさん自身の英語学習に洋楽を取り入れていた



「日本生まれ日本育ちです」というと必ず「なんで英語しゃべれるの?」と聞かれます。実は自分でもちゃんと考えたことがないので、「勉強した」以外になんと答えればいいかわからず、いつも適当に答えてきました。

 私の母は留学経験があり英語がペラペラで、英語の先生でもありますが、若い時私が反抗的だったため(笑)母から習ったことはないし、母とは常に日本語で会話しています。

 バイリンガルニュースを始めて、英語を話せる理由を聞かれる機会がさらに増えたので、今回人生初、自分の英語習得の歴史を振り返ると同時に、ここでさらけ出すことにします。現在英語勉強中の方の参考になれば幸いです。



 まずは時系列で簡単に振り返ります。

【幼少期】
 父が出張先のアメリカで買ってくるディズニーのビデオ・絵本・CDに囲まれて育つ。ディズニーのCDを聞いて、意味はわからないけど見よう見まねの英語で歌う。

【小学校低学年】
 アメリカで生まれ育った年上のいとこがちょうど日本の大学に通っていたので、週に1回うちに来てもらって本を音読する練習。小さい子用の絵本から始めて、『エルマーのぼうけん』とか『おさるのジョージ』とか。

【小学校高学年】
 5年生ぐらいから洋楽にはまる。その頃アメリカはアイドルブームまっただ中だったので、ブリトニーやバックストリートボーイズなど、恥ずかしげもなく王道を聞いて、一緒に歌う。

 歌の内容がどうしても気になるので、歌詞カードはチェック。でも知らない単語を全部調べるのはめんどくさいし嫌になっちゃうから、そこは適当に。

【中学校】
 学校が英語の授業に力を入れていて、教科書も巷の評価が高い『Progress In English』だった。

 テストでは教科書の中身が抜粋されるので、教科書に出てくるフレーズ、単語、物語を丸暗記すれば、いい点が取れる。けどいきなり丸暗記は無理。



 というわけで、テスト対策の勉強法として、
 ①教科書に出てくる例文や物語を、全部一度和訳。
 ②その和訳ノートを見ながら、即座にそれを英語で「口に出して言う」練習(原文とちゃんと合ってるかもチェック)。
 ③同じ箇所を何度も練習することで、嫌でも覚えちゃう。

 ※注意点:この勉強法はいい面もありますが、反面、のちに会話力の妨げになる可能性が高いので注意です。会話において「訳す」という行為は邪魔以外のなにものでもないので。

 この頃、実際に英語を使う機会は、年に一度親戚を訪ねて行くハワイでのみ。言われてることはわかるけど、いざ返事しようとするとなかなかパッとは出てこない状態。

【高校】
 中高一貫校だったので、中学の時の丸暗記勉強法を継続。

 あとは話すのに慣れさえすれば! と思って、ニュージーランドに2週間ホームステイしてみたり、マンツーマンで英会話習ったり。その間も洋ドラマみたり洋楽聞いたり、ティーン雑誌を読んだりは欠かさず。

 そして受験。私が行った大学の学部は、授業が全て英語で行われ、単位制度等もアメリカの大学の形式をとっていて、受かるには、TOEFLとSAT(アメリカのセンター試験みたいなもの。科目は国語と数学)で十分なスコアを取り、英語で論文を提出する必要があった。

 SATは、そもそも英語を母国語としている人を苦しめるためのもの。日本人の私には結構苦しかった。さらに同じ学部を受験するほかの人たちは、英語が母国語だったりハーフだったり帰国子女だったり。ここで負けず嫌いな私の心に火が! 単語はもう丸暗記して、読解問題の文章をひたすら読みまくる。単語数が一気にアップ。

(大学以降は自分の努力というよりも、授業も日常会話もすべて英語という環境要因が大きいので省きます)



自分で振り返って分析すると、気づいたことが3点。



①幼少期からずっと一貫しているのは「声に出している」ということ。

 歌でも本でも、訳す時も、声に出すことで、まず口が慣れる。またそうした正しい文章を、自分の声を通して何度も何度も聞くことで、頭に定着させる。

 これにより「He play basketball」と間違えた文章を見た時に、文法がどうのこうの頭で考えるより先に、即座に違和感を感じるようになる。テスト中もちょっとぶつぶつ口に出せば、理由は説明できずとも「これは変だな」とか「これは言わないな」と感覚的にわかるようになる。

 歌を歌うのは本当に役に立った。例えば「I’m thinking about the times that we’ve been through」とか「If only you were here tonight, I know that we could make it right」というブリトニーの歌詞。意外と文法的に役立つ表現がこれでもか、と盛りだくさん! これを構文として丸暗記しろと言われたらきついけど、歌詞なら歌っていれば自然に覚えるし、この文章を応用してほかの文章も作れる。

 声に出さずに言語を習得しようとするのは、教本を読むだけでサッカーを習得しようとするのと同じことです。スポーツに置き換えると急に当たり前に感じるけど。



②5大項目「聞く」「読む」「仕組みとして文法を理解」「話す」「単語を増やす」

 時系列を見ると、意外とこれをまんべんなくカバーしてた。単語を増やしたら実際に使ってみる、聞いた歌詞を歌って口に出す、とか、各要素をバラバラのまま放置せずに組み合わせて実用化させるのが大切なのかも。

「文法」と言うと難しく聞こえるけど、要は「ただの話すときのルール」です。私は「副詞」とか「助動詞」とかの文法用語は大嫌いで、全部無視してました。日本語の文法用語だって全く知らずに、2歳の時からしゃべってるんだから、英語も文法用語なしで平気なはず、という理屈(笑)。

 また発音を大人になってから直すのははっきり言って至難の業だけど、「他人と英語で会話する」こと自体は、経験上、後追いでもあまり問題ないと思う。日本の英語教育において「話す」が先に来る方が珍しいし。

 ちなみにマンツーマン英会話について。私は高校生のときGabaに通って、大学生のときにGabaで先生として働いてました。外国人とのマンツーマン英会話は、ある程度すでに文法を理解して、単語やフレーズも頭に入っている状態で、最終的に「話すのに慣れる」という意味で通うと、かなり効果を発揮すると思います。

 そこに到達する前に通うのは、はっきり言って費用対効果が低い。よくいるのは、文法や単語が頭にあまり入っていない状態でいきなり外国人とのマンツーマンを始めて、先生がペラペラ話すのをただ聞いてるだけのケース。これで何十万円も払って何年も通い、全然上達していない人、たくさんいました。ただ相手が話すのを聞くだけなら、無料でネットでいくらでも聞けます。お金がもったいない!

 繰り返しますが、マンツーマン英会話教室で得られるのは「話すのに慣れる」ことです。文法の説明をしてもらったり、昔習ったけど忘れちゃった文法をおさらいするために使うのは難しいです。なぜなら、英語を母国語としていて、日本人に英文法をきちんと説明できる人はかなり珍しいからです。平均的な日本人が日本語の文法を外国人に説明できないのと同じです。そういう技術がある人は、文法を教えるクラスがある英語学校でフルタイムで働けるので、わざわざ誰でもできてバイトだらけのマンツーマン英会話教室では働きません。



③継続すること。

 時系列を見ると、何年もずっと継続して英語に触れている。ちょっとやって何ヶ月か放置して、またちょっとやって、だとやっぱり上達しないと思う(私のポルトガル語がまさにその状態……)。これもスポーツに置き換えればわかりやすいけど。

 また、ある程度楽しくないと続かないのは当たり前なので、つまらない上に効率が悪い勉強法を無理やり続けて英語を嫌いにならないことも大切。よく英語の難しい本を買ってきて、一語一句辞書で調べながら読んでいる人がいますが、私には絶対に無理です(笑)。

また「楽しいものは勉強につながらない」と言う人も多いですが、言語に関してはそんなことはないと思います。

 実際私が高校生のときに読んでたティーン雑誌も、今振り返れば相当(ほんとに相当!)くだらなかったけど、生きた英語が使われているし、海外のティーン文化にも触れられたし、なにしろ勉強嫌いな高校生の私が自らすすんで読んでいたわけで、教材として意味はあったと感じます。



 英語の勉強で行き詰まっている方やどうしても自信が持てない方には、バイリンガルニュースに言語学の権威、吉田研作先生がゲストで来て下さった回(#68エピソード、2014年2月24日回)をぜひお薦めします。無料です。すごくおもしろいし勇気が出ます!

2016年7月3日日曜日

洋楽を好きになり、その音楽やアーティストのことを知りたいがために英語を学んで、英語ができるようになった方が多くいます。



英語で新しい知識を学ぶ

 「英語を将来使わない」と思っている人が、英語を学んでも身につきません。しかし「英語を学ぶと自らの世界が広がる」と理解すれば、英語への取り組みが変わります。今の日本の英語教育は、「英語そのものを教える」という形。これでは英語は身につきません。しかし、あなたが「英語を使って世界を広げる」という姿勢で子供に英語を学ばせる環境をつくれば、子供はやる気を示し、英語言語力は高まります。英語を通じて学ぶ好きな世界も広がるのです。第二言語教育の権威、カリフォルニア大学サンディエゴ校の當作靖彦教授は、「英語を学ぶ」のではなく、「英語で情報学、世界の歴史、サイエンスなどを学ぶ」ことの重要性を訴えています。

 洋楽を好きになり、その音楽やアーティストのことを知りたいがために英語を学んで、英語ができるようになった方が多くいます。こうした英語の学びは、英語力の取得を目的にしているのではなく、自分が興味を持っている世界を知りたいために、英語をその道具として利用しているのです。

 お子さまが興味を持っている世界を、英語で広げてあげることが、英語を学ぶ上でも有効なのです。「これはペンです」といったつまらない内容では、お子さまは飽きてしまいます。個々の子供の興味をてこに英語を学習させることが有効でしょう。こうした体験を通じて、お子さまは自分の好きな分野を見つけて、「それを学ぶためにはハーバード大学進学が必要だ」と考えるようになるのです。

Cite from : 日本経済新聞

“第4の開国”~ハーバード大学と東京大学の二兎を追え 10歳までに英語を勉強していないとハーバード大学合格は無理なの? 発音記号を利用したフォニックス学習法

福原 正大

URL : http://business.nikkeibp.co.jp/article/skillup/20110727/221705/?P=2





 
■■■■著書紹介■■■■

グーグルで最も活躍する日本人の軌跡 "中学校からは一気に洋楽に走った"



 「もっと自由なところに行きたい、という気持ちは大きかったですね。それと、私服で行けて男女共学の学校。ガチガチの男子校だけは行きたくなかった」

 成績は優秀だったが、とにかく勉強、というタイプではなかった。

 「でも、勉強はしっかりしていましたよ。しないで、できたわけじゃない。塾にも毎日のように通っていましたし」

 そんな中でも、小さな自由を求めようとしていた。中学時代に印象深いのは、音楽と映画だという。ピンクレディや松田聖子が流行っていた小学校時代を過ごすと、中学校からは一気に洋楽に走った。後に音楽業界に入っていく洋楽好きの友人との出会いで、当時は高校生や大学生が聴いていた80sを求めて輸入レコード店や貸しレコード店に入り浸り、小林克也の「ベストヒットUSA」を楽しみに見ていた。

 「小林克也は英語もカッコ良かったですからね。かっけーなぁ、と思っていました(笑)」

From : 日経ビジネスオンライン 

グーグルで最も活躍する日本人の軌跡
「中学が窮屈だったから自由で私服の高校を選んだ」両親の影響を強く受けた幼少期、そして自由に憧れた中学時代

URL : http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120820/235823/?P=5



 
■■■■著書紹介■■■■

ボストン コンサルティング グループ 日本代表 御立尚資氏の洋楽英語学習法 "中学生時代のアマチュア無線と高校時代以降のバンド活動を通じての「英語の口真似」が、結果的にリスニング能力を高めてくれたようだ”



これまた、自分の体験に即しての意見になってしまうが、「声に出して真似ることができる音は、聞きとれる」という観察事実がある。完全な発音ではなくとも、発音記号を見た上で、外国人の発音を真似ていると、単語個々のレベルでは、ある程度さまになる。こうなれば、聞く際にも、その単語は理解できる。

 問題は、単語が組み合わさって文章になってきた際だ。音がつながったり、ピッチ、トーン、アクセントそれぞれが英語的に流れたりしていくと、(たとえ、個々の単語の意味が分かっていて、聞き取れるとしても)一定以上のスピードになった瞬間についていけなくなる。この状況の打破にも、個々の単語の場合と同様に、口真似が非常に効果があるようだ。

「口真似」がもたらす想像以上の効果

 私の場合は、お恥ずかしい限りだがきちんとした英語学習ではなく、
 海外のアマチュア無線家との会話というのは、実際のところ、決まり文句の組み合わせでほとんど終わってしまう。それでも最初のうちは、どう口に出せばよいか分からないので、基本的に、相手の発音と語り口の真似を繰り返すことになる。これは、耳慣らし・口慣らし両面で効果があった。

 さらにしばらくしてから、当初はロック系、その後はR&B系のバンドで歌うようになった。昔のことなので、オリジナルではなく洋楽のコピーだ。ディープパープルのハイウェイスターを歌うには、相当なスピードで英語の歌詞をシャウトすることになる。

 オーティスレディングをコピーして歌うと、(文法的にはかなり崩れた表現のものも多々あるが)節回しの中で、英語独特のリズム感が少しずつ身についてくる。こうやって、歌う方から入っていくと、そのうち、少しずつ聞き取る能力も上がっていったような気がする。

 最近は、シャドーイングと称して、ネイティブの語り口を真似ていく学習法が紹介されるようになっている。これも実は同様の考え方で、口に出すことを習慣づけ、それを通じて、聞く力の向上にもつながる、という観点があるようだ。

 今回ご紹介した話は、英語ではなく日本語で論理力を鍛えて、一石二鳥を狙う、とか、趣味を通じて、口真似から入ってリスニング能力も高める、といった具合で、「英語学習」を狭くとらえる向きからは、ひんしゅくを買うかもしれない。ただ、あまりがちがちに構えず、周辺から攻めることも考えた方が、効果も上がるし、何より楽しく学べるのではなかろうか。

 語学教育の専門家ではない立場から、3回も偉そうなことを書き続けてしまったが、「典
型的日本人」である読者の方々にとって、何か少しでもご参考になることがあれば、幸いです。1人でも多く、海外で英語で戦えるビジネスパーソンが増えることを願って。

From : 日経ビジネスオンライン
URL : http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20131112/255754/?P=3




 
■■■■著書紹介■■■■

2016年7月2日土曜日

英語を苦手とする学生たちを教え始めたとき、この点に大いに頭を悩ませました。そして、それこそ懸命にあれこれと試行錯誤してみました。その結果、「ほぼ100%うまくいく」と確信を持てる素材にたどり着くことができたのですが、それが映画や洋楽でした。



素材にこだわる!

 さて、文法の発想を変えるとして、つぎに重要なのは素材です。学習者によっては、どのような素材を使っても、自らそこに面白さを発見して前向きに取り組んでいく人もいますが、どちらかというとそれは少数派で、大半の人は素材を「つまらない」(面白くない)と感じます。つまり、「英語以前」のところでつまずいてしまうのです。

 これは、ある意味でとても素直な感覚で、実際問題として世の中にはつまらない内容の素材が結構あります。また、たとえば、いくら基礎からやり直すと言っても、大学生や社会人にたいして中学の教科書を使おうとすると、気分が萎えてやる気が起こらないという事も十分に有り得ます(※)。

(※)実は、この点については、大学生や社会人に限らず、高校生たちもとても鋭敏な感覚を持っていて、つまらない英文を即座に見抜きます。彼らの大半は、問題集・教科書の英文や文法書の例文を面白いとは思っていません。

 私も、英語を苦手とする学生たちを教え始めたとき、この点に大いに頭を悩ませました。そして、それこそ懸命にあれこれと試行錯誤してみました。その結果、「ほぼ100%うまくいく」と確信を持てる素材にたどり着くことができたのですが、それが映画や洋楽でした。

これは本当に不思議なもので、たとえばUSAフォー・アフリカの「We are the world」などを素材として扱うと、内容も文法もかなり高度ですが、普通なら授業が始まって3分で寝てしまうような学生が目をランランと輝かせて懸命についてきます。また、質問を振っても、何とかして答えようとします。

 そこで、今回は映画の主題歌を使って、文法の中でも難解でかつ解説が不十分になりがちな文法ポイント「仮定法」の“肝”の部分を、シンプルに説明したいと思います。

アルマゲドンで英語を斬る!

 素材は、映画「アルマゲドン」の主題歌の「I don't wanna miss a thing」です。好き嫌いはあるでしょうが、取りあえず出だしの歌詞は次のようになっています。

I could stay awake just to hear you breathing.
Watch you smile while you are sleeping while you're away and dreaming.

 この英文はたった2行ですが、重要な文法ポイントがいくつも含まれています。今回は1行目の英文を使って解説したいと思います――と言っても、不思議に思う人もいるかも知れません。どこにも“If”がないからです。

 どうして無いかと言うと、実は一般に言われる「仮定法」というのは、いわば枝葉末節の部分で、本当に重要な点は他にあるからです。そこを理解すると、英語の本質に関わる、より大きく深い枠組みの中で、無理なく仮定法を理解し、使えるようになれます。

 では、早速つぎの英文の意味を「受け取って」見ましょう。分かりやすいように、まず「意味の塊」で区切っておきます。

I could stay awake / <just> to hear you breathing.

(※)stay awake:起きたままでいる breathe:息をする(ここでは「寝息をする」)
justを< >に入れているのは、to hearをクリアーにつかむためです。to形(不定詞)の意味については過去のコラム「スピーキングが英語を変える」を参照して下さい。
 ヒントとしては、過去形にはつぎの2つの意味があるという点を押さえて下さい(これについては過去のコラム「中学英語で英会話は十分にできる」を参照して下さい)。    

①「過去」を表す=「~した」(時間の過去形)
②「想像」を表す=「想像しているだけのことだけど~」(想像の過去形)

(※)②については、「今想像した」の方が分かりやすいという人はそれでも構いませんが、あくまでも「今想像している」です。詳しくは拙著「英語がスラスラ分かるようになる魔法の本」を参照して下さい。
 ①の意味は容易に分かりますね。②の意味については、「これは、今私が心の中で想像しているだけなのですが…」という前振りを入れて考えるようにすると、うまく理解することができます。

 さて、ではこの英文のcouldはどちらの意味でしょうか――正解は②です。

 この文章は、若者が恋人に対する想いを語っている言葉で、直訳すると「(これは今僕が心の中で想像しているだけのことだけど)僕は君が寝息をしているのを聴くだけのためにずっと起きていることだってできる」になります。



 
■■■■著書紹介■■■■

脳を理解すれば、英語力は無理なく伸びる - 日経ビジネスオンライン



1つ目 脳が喜ぶことに英語を結び付ける

 これは、気まぐれな脳をコントロールする最良の方法です。例えば、脳が好む洋画や洋楽を素材に使うと、たとえ、英語にたいして「嫌だ」という気持ちがあっても、一種の錯覚を起こし、英語を学習してくれます。このとき、積極的に日本語字幕や和訳を利用して、「ほら、こうすると意味が大体のところ分かるじゃないか。どうと言うことは無いよ」と、“説得する”ようにすると、抵抗感がさらに薄くなって、脳は上機嫌で学習してくれます。

 また、どうせだますなら、ついでに洋画や洋楽の中でも、①なるべく短く平易で、すぐに使えるセリフが入っているもの、②セリフの多いもの(=無言のシーンが少ないもの)、③スラングが少ないもの――を使うようにしましょう。心は熱く、頭はクールに。心が動かないと学習は効果を上げにくいのですが、そこはやはり現実的であることも大切で、“クールに脳をだます”というわけです。


ポイント② 脳は勝手に学習をしてくれる

 次に大切な点は、つねに緊張して、「覚えないといけない」「忘れちゃいけない」「理解しないといけない」と考える必要はないという点です。なぜなら、取りあえず7割程度の精度でインプットを行うと、脳がそれを勝手に整理して9割~10割のレベルにまでまとめてくれるからです。

 この点については、7割程度の「ゆる~~い復習」を、「適切な時間」を置いて繰り返すとはっきりと実感できます。復習するまでの間、特に勉強していなくても、なぜか記憶が定着していたり、理解が進んでいたりするからです。

 なぜこのようなことが起こるかと言うと、(いい加減なはずの)脳が、実は意外に真面目で、私たちが勉強をしていないときにも、学んだ情報をせっせと休みなく整理してくれるからです。

ポイント③ 脳をだます

 脳は気ままです。コンピューターなら一度プログラムを起動すると“一心不乱”に作業をしてくれますが、脳はそうはいきません。というか、脳の中はつねに雑念が浮かんでは消えているという状態で、なかなかこちらの思うようには集中してくれません。ではどうすれば良いでしょうか。

 ――答えは「脳をだます」です。

 あまり良い言葉ではありませんが、相手が気ままな以上、こちらもそれなりの工夫をする必要があります。脳をだますには大きく3つの方法があります(※)。

From 日経ビジネスオンライン

聞きながら軽く口ずさんでみると、歌詞の内容がより頭に入り、発音の勉強にもなって一石二鳥 -日本経済新聞



「時間対効果」を意識して能率アップ

 その上で、短時間で最大の効果が出る“時間対効果”の高い勉強法を実践したい。

「効果が高いのは、覚えたい内容を聴きながら、声に出して音読すること。英語なら例文を発音したり、洋楽を聴いて口ずさんだりするのもいい。机もペンも不要で、歩きながらできるので、すき間時間を活用できます」(安河内さん)。

資格の勉強にも有効だ。「参考書の内容を自分で音読・録音し、通勤中などに聴くと、復習の効果も得られます」(LEC専任講師の横溝慎一郎さん)。教材を聴くiPodやスマートフォン、参考書とノートは常に持ち歩き、どこでも勉強できる態勢を整えよう。


point スマートフォンを徹底活用する

 「電車の中や待ち時間などに勉強するには、スマートフォンを活用するのが便利。特に英語学習の場合は、単語の暗記からリスニングまで、幅広く活用できます。自分でまとめたノートも写真に撮るなどしてデータ化し、学習内容をクラウドに保存すれば、どこでも取り出せて便利です」(安河内さん)

1 ノートを撮影、すき間時間に見る
 スマホのカメラでノートを撮影。満員電車などでも、スマホを見ながら問題を解ける。さらに「Evernote」や「Dropbox」といったアプリを使って画像をクラウド上に保存すれば、PCなどでも閲覧できる

2 辞書アプリで英単語を覚える
 「辞書アプリを使い、電車の中などで見たものを何でも英訳してみる。分からなかった単語はブックマークし、後から見返せば復習できます」と話す安河内さんは「ウィズダム英和辞典」を使用

3 洋楽を聴く
 聞きながら軽く口ずさんでみると、歌詞の内容がより頭に入り、発音の勉強にもなって一石二鳥。ちなみに現在韓国語を習っている安河内さんは、K-POPを口ずさみながら勉強しているそう

4 「オーディオブック」を聴く
 書籍や雑誌、ラジオ番組などを音声ファイルで販売する「オーディオブック」。iTunes Storeでは「NHK 実践ビジネス英語」などを販売。安河内さんが聴くのは「ビジネス選書」と「トークス」の2つ

point 教材は常にバッグの中にしのばせる

効率的な勉強のコツは「おけのきも」と「じゅーす」
 「『音読』すれば頭に入りやすい。『健康』を整えることで『能率』が上がり、勉強に『興味』や『目標』を持つことで継続できます。学習環境をつくる『自己管理』、苦手な科目を重点的に解くなどの『優先順位』、人の助言を『素直』に聞く姿勢も大切です」(安河内さん)

From : 日本経済新聞
URL : http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0302N_T00C12A4000000/?df=3



"あらゆるジャンルの洋楽を聴き、発音や単語の意味を学ぶ。" 日本経済新聞の記事より



この夏こそ英語力アップ レベル別オススメ勉強法
2015/7/28付

音感がいい人には、妻の英語学習法が参考になるかもしれないとも助言する。徹底的に音から入るやり方だ。あらゆるジャンルの洋楽を聴き、発音や単語の意味を学ぶ。1年前に2人で海外に出かけたときには、彼女の方が流ちょうだったと話す。

From : 日本経済新聞
URL : http://www.nikkei.com/article/DGXKZO8981054027072015TQ4000/






4言語を操るディーン・フジオカさん "子供の頃好きだった洋画や洋楽が、外国語に興味を持った原点。米国留学を機に、海外に飛び立ちました"



英語のみならず、北京語、広東語も駆使する俳優のディーン・フジオカさん。4月まで放送されたNHK連続テレビ小説「あさが来た」では五代友厚役を熱演、作中で度々披露される「美しい発音の英語のセリフ」も話題になった。どのように英語を習得したのかを伺った。
Q.英語、北京語、広東語と複数の言語に堪能です。これだけの語学を習得されたことに驚きました。
A.子供の頃好きだった洋画や洋楽が、外国語に興味を持った原点。米国留学を機に、海外に飛び立ちました。
日本の高校を卒業後、米国に留学したのが、海外に出る第一歩でした。その留学も、きっかけをたどると、花粉症です(笑)。長年悩まされていたので、とにかく「花粉のない所に行かなくては」と(編集部注:スギ花粉症は日本特有)。

 とはいえもちろん、行き先はどこでもいいわけではない。やはり、英語圏の国に行きたいなと。というのも、子供の頃から一番慣れ親しんでいた外国語が、英語だったからです。

 特に引きつけられたのは、洋画のレーザーディスクや洋楽CD。「オズの魔法使」といった往年のミュージカルや、マイケル・ジャクソンの「スリラー」――。父が仕事でよく海外に行っていたので、その都度、お土産を買ってきてくれたんです。字幕や和訳がなかったので細かい内容は分からなかったけれど、海外の雰囲気を感じるのが楽しくて。自然と英語の発音にも慣れました。次第に「登場人物は何を話しているんだろう?」「この歌の意味は何?」と、英語に興味を抱くようになったんです。

 その後も、父が家庭教師のように英語を教えてくれたので、日常生活で英語に接する機会は多かったと思います。だから日本を脱出するなら英語圏の国へ。そう思って、米国留学を決めました。

 実は留学してからも、「スピーキングを強化する」といった戦略的な語学学習はほとんどしていません。大学のクラスで学んだディベート(討論)のやり方やエッセイの書き方は大切な技術ですし、得たことも多かった。でもそれよりも、「好きなことを見つけて、それに熱中すること」が、英語を学ぶ一番の近道だと思います。

 当時ヒットしていた英国の「スナッチ」という映画のかっこいいセリフを真似て、大学の友人と笑い合ったり、流行の音楽の歌真似などもしていました。英語を聞き流していた子供の頃とは違って、口に出して真似するうちに、英語の発音を体に覚え込ませることができたと思います。 

 英語のポエム(詩)も、よく読みます。ポエムは韻を踏んでいる作品が多く、朗読すれば、英語独特のリズムを覚えられます。T. S.エリオットの「ラブソング・オブ・J・アルフレッド・プルーフロック(J・アルフレッド・プルーフロックの恋歌)」(下記参照)は、好きな詩の1つです。でもどちらも「好きなことに熱中していた」だけで、「英語を勉強した」感覚はなかったですね。

どんな言語を勉強する際も、「言葉を理解できるようになったら何をしたいか」に重点を置くといいと思います。「英語を上達させる」ことだけが目標だと、語学を学ぶことがつらい作業になってしまう。それでは長続きしませんよね。
 私の場合は、「洋画の登場人物のセリフや、洋楽の詩の意味を理解したい」と思ったことがきっかけでしたが、「海外のファッションに詳しくなりたい」「海外の文学を読んでみたい」など、パッションを持てることなら何でもいいと思う。すると「語学を勉強している」のではなく、「自分の好きなことに熱中している」ことになり、言葉もどんどん上達していくはずです。

カリスマ英語講師もキッカケの一つは「洋楽」



斉藤:そうですね。だから、僕は田舎でずっと他人になんと言われようと、自分の英語のやり方をこだわって通したつもりなんですよね。これは、それなりに大変でしたよ。学校の英語の授業が本当に嫌いで、町に何人かしかいないネイティブスピーカーとご飯を食べに行ったり、そういうことをしてました。

安河内:すごい。これが英語ができるようになる人の姿勢だ!!

斉藤:だから、大方の学習者は姿勢が甘いですよ。僕は根性論に逃げたくないので、生徒の姿勢が甘いということは普段は言わないようにしています。むしろ、普通の人が普通に勉強をして上達していくプラットフォームを、こちらは用意しなきゃいけないと思います。

それでもやっぱり、今の中高生でも社会人でも、貪欲さが足りないと思うことがあります。特に中国からアメリカに留学してくる学生だとか、韓国から来る学生だとかと比べると、彼らの貪欲さは違う。アグレッシブさが違うというか。

自分の場合は、英語を身に付けることで、生涯所得や将来得られる知的経験が全然違ってくるだろうということをある程度予測して、自分に投資するんだという思いで、周りに笑われようと、これは必要な能力だからと割り切ってやってたんですよね。

安河内:すごいなぁ、やっぱりこうじゃないと!

斉藤:高校生のときにすでに明確に考えてましたよ、俺は違うんだって。

安河内:私なんかは「英語ができたらモテるんやなかろうか」くらいでした。

斉藤:(爆笑)そういう動機も大切ですね!

安河内:私の場合は、やっぱりアメリカ映画や洋楽、クイーンとかビリー・ジョエルとかが大好きだったんですよ。そういう世代で。「英語はカッコよかぁ」というのと「英語ができたらモテるばい」とか、モチベーションといえば、そんなかんじでした。

斉藤:「モテるばい」ですよね。



安河内:私の場合、まず英語を好きになったきっかけは、アメリカ映画とか洋楽が、その当時、唯一かっこいいものだったのです。若者がかっこいいと思える対象がアメリカ映画であり洋楽だった。学校で英語の勉強をしていたわけではないのですが、小学校の頃から洋楽を聴いたり映画を見たりしてあこがれていたのがひとつ。もうひとつは、自宅の近所に松下村塾みたいな小屋があって、そこである先生が地域の子供たちに英語ではなくて、ローマ字を教えてくれていたのです。

安河内:「イヌ(inu)と書いてみましょう」とか、「ネコ(neko)と書いてみましょう」とかいう、ローマ字教室ですよね。でも、しばらく経つと今度は、その先生が「mystery」と書くんですよ。それで先生が「これ、なんと読むでしょう」って聞くんです。そしたら、皆が元気よく「ムイステリイ」と答える。そこで先生が「これはミステリーと読むとよ」と教えてくれる。つまり、ローマ字からフォニックス(音声)にもっていく。それが週に1回あるのです。

その塾に通っていた子供たちは中学に入って教科書を開いたときに、「This is my friend.」という文を見ても、トゥヒス・イス・マイ・フレンドくらいには読めるんですよ。ほかの子はまったく読めないうちから。

でも、中学で習う英語は違うんですよね。穴埋めしたり和訳したり、三単現がどうのこうのとか、そんなのばかりで。高校になると全文和訳とか。

だから、私の場合は水野先生と違って、自助努力はまったくせずに、中学高校の6年間は無為に過ごしましたよ。

でも、相変わらず英語はかっこいいと思っていましたから、英語学科に行きたくて地元の大学を受けるんだけども英語専攻科には受からず、浪人したときに初めて、ものすごくすばらしい発音の先生に習うことができて、それで「英語ってやっぱりかっこよかばい」ってなって、それでようやく復活したんですよ。

だから、私も必ずしも小学校から英語をやらなければ、できるようにはならないとは、まったく思ってはいないですよ。ただ、やるとなったからには適正にやらなければならないと行動している、ということなんです。

水野:今の安河内先生のお話を聞いて、先生が小学生たちに楽しい思いをさせてあげたいというのが、そこから来ているんだなということがとてもよくわかりました。

安河内:だから、私は深く考えないでいいと思うです。小学校のうちは「好きになるだけ」。どういう方法でもいい。文字で書くのが好きな子もいるし、歌うことが好きな子もいるし、文法が好きな子もいる。これだと決めて、それだけに限定してやらせる必要はないですね。

皆さんね、英語と考えるから難しくなっているのではなでしょうか。これを、モンゴル語と考えてみてください。

私たちは今日から4年間、週に1時間、後半2年間は3時間、モンゴル語を勉強すると仮定するでしょ、1年目はモンゴル語で歌って、2年目はモンゴル語で踊って、さらに3年目もまた歌いましょうとなると、これ、子どもでも大人でも知的欲求は満たせないでしょう。文字だって文法だってやりたい子もいるでしょう。子どもだからって、そこはバカにしちゃいけないところだと思います。

子どもたちは歌も踊りも好きだと思います。嫌いな子も当然いるでしょうけど、全般的には嫌いじゃないと思います。でも、それだけで4年間、引っ張ることはできないでしょう。だから、前倒しをしないというのは、私はおかしいと思いますよ。





"洋楽を聞いて歌詞をなぞったり、ディスカッションやディベート、プレゼンテーションもやっていましたよ"




こんな授業が昔もあったら……

安河内:ただ私が行ったのは、文科省さんや教育委員会から紹介された……。

加藤:重点校のような?

安河内:そう、重点校だったのです。だから、もしかしたら一般の学校ではパニックが起こっている可能性もあります。視察に行くと、ある程度、準備されていますから。2週間ぐらい前から練習していた、なんてこともあるかもしれません。まあそれでも、視察に向けて先生と生徒が「先生がこう言ったら、君たちはこう答えて」というような練習を重ねたとしても、その過程は大事な英語のインプットとアウトプットの場になっていますから、悪くはないですよね。

「自分が中高生の頃に、こんな先生でこんな授業があったらよかったのに」と思えるほどの内容でした。私たちの頃は全文和訳と意味調べしかやっていないですからね。洋楽を聞いて歌詞をなぞったり、ディスカッションやディベート、プレゼンテーションもやっていましたよ。




英語キュレーター セレン氏もおすすめする洋楽英語学習 "英語の歌を聞くことは娯楽のようですが、言語習得という観点から見ても、これは立派な英語の力を伸ばせる瞬間です”




「英語ができる人」に、海外で育った帰国子女や海外在住経験が長い人、留学経験のある人などが多いのは事実です。ただ、これから英語を身に付けたいという社会人にとっては、今さら長期留学は現実的に難しい。

一方、英語ができる人に「どこかに留学していたのですか?」と尋ねて「いえ、特に」という答えが返ってきたという経験はないでしょうか?

昨今は、テクノロジーの進歩とツールの利便性の発達により、「英語を学ぶ」「英語を身に付ける」環境は飛躍的に広がっており、国内だけで英語を身に付けたという人も少なくありません。筆者も海外在住や留学経験ゼロから英語学習をスタートしたひとり。その経験から、国内で、あまりおカネもかからず、かつ続けやすい英語学習10選をお届けします。

⑦洋楽を聴く
英語の歌を聞くことは娯楽のようですが、言語習得という観点から見ても、これは立派な英語の力を伸ばせる瞬間です。
ただ、大事な要素を抜かしてしまうと、聞いているだけになってしまい何も変わらない。大事な要素は「歌詞カードを見てなんと歌っているかを確認する」「一緒に口ずさみながら歌ってみる」。この2つがとても大事です。
歌詞を一度確認するだけで、「これまで気にしていなかった歌詞が耳に入ってきてなんて歌っているかわかる」という体験をしたことがある方は多いはずです。「鳥のさえずりは一生鳥のさえずり」という言葉があって、英語もなんと歌っているか解明しないかぎり、鳥のさえずりと同じ、「なんだかよくわからないもの」で終わってしまいます。

解明したら一緒に歌ってみましょう。リズムが合わなかったり、うまく歌えなかったりすると思います。それをできるように練習することは、英語が話せるようになるのと同じプロセスなのです。カラオケでも歌えるくらいに練習してみましょう。聞こえたとおりに、とことんまねをするのがコツです。





外資系レノボ・ジャパン社長も洋楽を英語学習に使っていた。 "洋楽を覚えて歌うというのは、かなりよかったんじゃないかと思っています。"



レノボ・ジャパン社長の留目真伸さんは、大学卒業後した時点ではTOEIC500点だったそうですが、現在では外資系の会社の社長となり、NHKの英語でしゃべらナイトに出演されてた際には、非常に高度で流暢な英語を喋っていました。


鉄則その3:カラオケで洋楽を歌いまくれ!

安河内:洋楽は?

留目:好きなアーティストのCDを聞き流していました。同時に、海外ではカラオケをよくしました。英語の歌詞が出るし、何度もやっていると覚える。洋楽を覚えて歌うというのは、かなりよかったんじゃないかと思っています。

安河内:はい、「カラオケで英語の曲をたくさん歌うべし」という鉄則3つ目が出ました! カラオケは、実はすごくリスニング向上に効果があるんです。なぜかというと、洋楽の歌詞を聞き流すだけでなく、英語の文字として確認して、その文字をどう変化させればお手本であるオリジナルと同じ音が出せるか、わかるようになるから。このプロセスを、 遊びながらやってしまえるんです。どんなリスニングの勉強よりもカラオケが役に立つとさえ言ってもいいかもしれません。もちろん、カラオケで歌うナンバーは、オリジナルの歌詞を確認しながら聞くのが理想的ですけども。留目さんの十八番は?

留目:すごく簡単で歌いやすいビートルズですかね。めちゃくちゃアップテンポの曲というのはそうないですし、1曲が短めなんです。

安河内:この前、乃木坂46のメンバーにビードルズの曲を教えたんです。彼女たちも歌えていました。

留目:万人向けなんでしょうね。あと、ビートルズは海外どこへ行ってもみなさん、だいたい知っている。

安河内:確かに。一緒に行った人が知っている曲を歌ったほうが、ワッと盛り上がれますものね。

留目:はい、サビの部分を合唱したりできますから。誰かがビートルズの曲を歌うと、「じゃあ、次は自分も」とビートルズの曲が続くこともあります。

安河内:ニュースやドラマ、映画で多聴。時にはカラオケで文字として確認しながら実際に口にも出す。いいですね。ニュースの場合は、部分的に聞きとれない箇所がありませんでしたか。

留目:ありました。今でもよくあります。

聞きとれない部分は耳にすり込め

安河内:聞きとれない部分に何か対処することはなかったんですか。

留目:うーん、特には。ニュースが大体わかればいいかな、というスタンスでして……。ホントはどうすればいいんでしょうか?

安河内:可能であれば、聞きとれない部分は、 自分で書いてみるなりして、文字情報と合わせて確認するなりという作業をするのが理想ですね。言葉が英語の音としてどう響いているかを耳にすり込むようにしていくと、聞こえるようになるんです。

留目:ほぉー。そういうものなんですね。

安河内:私も金融関連のニュースなんかを聞いていると、以前は半分ぐらいしか聞きとれませんでした。でも、英語字幕を付けるなどして繰り返し聞いてみると、ほぼ全部聞きとれるようになるんです。

もっとわかりやすい例で言えば「Let It Go」。英語ではカタカナ発音のレット・イット・ゴーじゃなくて、レェリゴオーのように1語に聞こえる。そういった英語独特の音を、文字情報と、実際に聞こえる音声を両方同時に仕入れてやっていくと、だんだん聞こえるようになる。これを継続していくと、仕事とかでLet it go at it.(これでよしとしよう)、Let it pass.(大目に見よう)なんて急に言われても、ふっと聞きとれる。

留目:なるほど。

安河内:口と耳に同時にすり込むと、点と点がつながって、わかる・聞こえるようになるんです。ポイント、要点がわかればいいというスタンスを貫かれてきた留目さんですが、時間があるときや、ものすごく重要な情報などは、そんなふうにして聞いてみるといいかもしれません。

留目:やってみます。

Cite from : 東洋経済オンライン
URL : http://toyokeizai.net/articles/-/80683?page=3

ブリヂストンCEO兼会長も洋楽を英語学習に取り入れいた "歌詞の対訳を見て、格好いいフレーズがあれば真似して歌っていましたね"



 社内の「英語公用化」を2013年から導入したブリヂストン。CEO兼会長の津谷正明さんは、今でこそ英語は堪能だが、「入社した時には全く英語がダメだった」と言う。
 海外での仕事に憧れて入社したブリヂストンでの最初の配属先は、英語が飛び交う部署だった。

【聞く(2)】「映画」「音楽」の英語を聞いて、さらに聞く力を強化する

── 最初の「聞く」ことに重点を置いた勉強法から、次はどんなステップに進んだのですか。

 言葉や表現をTPOで使い分けられるように、リアリティーの高い英語を身につける方法を考えました。ここでも「映画」と「音楽」を使い、「聞く」ことをさらに応用させた形にしました。
 日常生活のシーンに応じて最適な言葉を学ぶには、映画がとても役に立ちました。中でもニューヨークのマフィアを描いた「ゴッドファーザー」のシリーズが大好きです。ビジネスシーンで使える名台詞も多い。
 当時はビデオでしたから、字幕を見て気に入ったシーンは繰り返し見て、発音の真似をしました。DVDで見れば「英語」の字幕を出したり消したりできるので、どんな言葉かが一目で分かって便利ですよ。

── もう1つの音楽は?

 歌詞の対訳を見て、格好いいフレーズがあれば真似して歌っていましたね(笑)。韻を踏んだ曲や、リズムの速い曲を歌えるようになるまで真似して続けると、滑らかにしゃべれるようになる。
 ここでお話しした勉強法は、英語に触れる「量」を増やすのが目的です。完璧に覚えようとせず、「10やったら2つ、3つ覚えればいい」くらいの楽しみ半分でいいと思います。


Cite from : 日本経済新聞
URL : http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02108920Q6A510C1000000/?df=3