「時間対効果」を意識して能率アップ
その上で、短時間で最大の効果が出る“時間対効果”の高い勉強法を実践したい。
「効果が高いのは、覚えたい内容を聴きながら、声に出して音読すること。英語なら例文を発音したり、洋楽を聴いて口ずさんだりするのもいい。机もペンも不要で、歩きながらできるので、すき間時間を活用できます」(安河内さん)。
資格の勉強にも有効だ。「参考書の内容を自分で音読・録音し、通勤中などに聴くと、復習の効果も得られます」(LEC専任講師の横溝慎一郎さん)。教材を聴くiPodやスマートフォン、参考書とノートは常に持ち歩き、どこでも勉強できる態勢を整えよう。
point スマートフォンを徹底活用する
「電車の中や待ち時間などに勉強するには、スマートフォンを活用するのが便利。特に英語学習の場合は、単語の暗記からリスニングまで、幅広く活用できます。自分でまとめたノートも写真に撮るなどしてデータ化し、学習内容をクラウドに保存すれば、どこでも取り出せて便利です」(安河内さん)
1 ノートを撮影、すき間時間に見る
スマホのカメラでノートを撮影。満員電車などでも、スマホを見ながら問題を解ける。さらに「Evernote」や「Dropbox」といったアプリを使って画像をクラウド上に保存すれば、PCなどでも閲覧できる
2 辞書アプリで英単語を覚える
「辞書アプリを使い、電車の中などで見たものを何でも英訳してみる。分からなかった単語はブックマークし、後から見返せば復習できます」と話す安河内さんは「ウィズダム英和辞典」を使用
3 洋楽を聴く
聞きながら軽く口ずさんでみると、歌詞の内容がより頭に入り、発音の勉強にもなって一石二鳥。ちなみに現在韓国語を習っている安河内さんは、K-POPを口ずさみながら勉強しているそう
4 「オーディオブック」を聴く
書籍や雑誌、ラジオ番組などを音声ファイルで販売する「オーディオブック」。iTunes Storeでは「NHK 実践ビジネス英語」などを販売。安河内さんが聴くのは「ビジネス選書」と「トークス」の2つ
point 教材は常にバッグの中にしのばせる
効率的な勉強のコツは「おけのきも」と「じゅーす」
「『音読』すれば頭に入りやすい。『健康』を整えることで『能率』が上がり、勉強に『興味』や『目標』を持つことで継続できます。学習環境をつくる『自己管理』、苦手な科目を重点的に解くなどの『優先順位』、人の助言を『素直』に聞く姿勢も大切です」(安河内さん)
From : 日本経済新聞
URL : http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0302N_T00C12A4000000/?df=3
0 件のコメント:
コメントを投稿