2016年7月2日土曜日
外資系レノボ・ジャパン社長も洋楽を英語学習に使っていた。 "洋楽を覚えて歌うというのは、かなりよかったんじゃないかと思っています。"
レノボ・ジャパン社長の留目真伸さんは、大学卒業後した時点ではTOEIC500点だったそうですが、現在では外資系の会社の社長となり、NHKの英語でしゃべらナイトに出演されてた際には、非常に高度で流暢な英語を喋っていました。
鉄則その3:カラオケで洋楽を歌いまくれ!
安河内:洋楽は?
留目:好きなアーティストのCDを聞き流していました。同時に、海外ではカラオケをよくしました。英語の歌詞が出るし、何度もやっていると覚える。洋楽を覚えて歌うというのは、かなりよかったんじゃないかと思っています。
安河内:はい、「カラオケで英語の曲をたくさん歌うべし」という鉄則3つ目が出ました! カラオケは、実はすごくリスニング向上に効果があるんです。なぜかというと、洋楽の歌詞を聞き流すだけでなく、英語の文字として確認して、その文字をどう変化させればお手本であるオリジナルと同じ音が出せるか、わかるようになるから。このプロセスを、 遊びながらやってしまえるんです。どんなリスニングの勉強よりもカラオケが役に立つとさえ言ってもいいかもしれません。もちろん、カラオケで歌うナンバーは、オリジナルの歌詞を確認しながら聞くのが理想的ですけども。留目さんの十八番は?
留目:すごく簡単で歌いやすいビートルズですかね。めちゃくちゃアップテンポの曲というのはそうないですし、1曲が短めなんです。
安河内:この前、乃木坂46のメンバーにビードルズの曲を教えたんです。彼女たちも歌えていました。
留目:万人向けなんでしょうね。あと、ビートルズは海外どこへ行ってもみなさん、だいたい知っている。
安河内:確かに。一緒に行った人が知っている曲を歌ったほうが、ワッと盛り上がれますものね。
留目:はい、サビの部分を合唱したりできますから。誰かがビートルズの曲を歌うと、「じゃあ、次は自分も」とビートルズの曲が続くこともあります。
安河内:ニュースやドラマ、映画で多聴。時にはカラオケで文字として確認しながら実際に口にも出す。いいですね。ニュースの場合は、部分的に聞きとれない箇所がありませんでしたか。
留目:ありました。今でもよくあります。
聞きとれない部分は耳にすり込め
安河内:聞きとれない部分に何か対処することはなかったんですか。
留目:うーん、特には。ニュースが大体わかればいいかな、というスタンスでして……。ホントはどうすればいいんでしょうか?
安河内:可能であれば、聞きとれない部分は、 自分で書いてみるなりして、文字情報と合わせて確認するなりという作業をするのが理想ですね。言葉が英語の音としてどう響いているかを耳にすり込むようにしていくと、聞こえるようになるんです。
留目:ほぉー。そういうものなんですね。
安河内:私も金融関連のニュースなんかを聞いていると、以前は半分ぐらいしか聞きとれませんでした。でも、英語字幕を付けるなどして繰り返し聞いてみると、ほぼ全部聞きとれるようになるんです。
もっとわかりやすい例で言えば「Let It Go」。英語ではカタカナ発音のレット・イット・ゴーじゃなくて、レェリゴオーのように1語に聞こえる。そういった英語独特の音を、文字情報と、実際に聞こえる音声を両方同時に仕入れてやっていくと、だんだん聞こえるようになる。これを継続していくと、仕事とかでLet it go at it.(これでよしとしよう)、Let it pass.(大目に見よう)なんて急に言われても、ふっと聞きとれる。
留目:なるほど。
安河内:口と耳に同時にすり込むと、点と点がつながって、わかる・聞こえるようになるんです。ポイント、要点がわかればいいというスタンスを貫かれてきた留目さんですが、時間があるときや、ものすごく重要な情報などは、そんなふうにして聞いてみるといいかもしれません。
留目:やってみます。
Cite from : 東洋経済オンライン
URL : http://toyokeizai.net/articles/-/80683?page=3
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