1つ目 脳が喜ぶことに英語を結び付ける
これは、気まぐれな脳をコントロールする最良の方法です。例えば、脳が好む洋画や洋楽を素材に使うと、たとえ、英語にたいして「嫌だ」という気持ちがあっても、一種の錯覚を起こし、英語を学習してくれます。このとき、積極的に日本語字幕や和訳を利用して、「ほら、こうすると意味が大体のところ分かるじゃないか。どうと言うことは無いよ」と、“説得する”ようにすると、抵抗感がさらに薄くなって、脳は上機嫌で学習してくれます。
また、どうせだますなら、ついでに洋画や洋楽の中でも、①なるべく短く平易で、すぐに使えるセリフが入っているもの、②セリフの多いもの(=無言のシーンが少ないもの)、③スラングが少ないもの――を使うようにしましょう。心は熱く、頭はクールに。心が動かないと学習は効果を上げにくいのですが、そこはやはり現実的であることも大切で、“クールに脳をだます”というわけです。
ポイント② 脳は勝手に学習をしてくれる
次に大切な点は、つねに緊張して、「覚えないといけない」「忘れちゃいけない」「理解しないといけない」と考える必要はないという点です。なぜなら、取りあえず7割程度の精度でインプットを行うと、脳がそれを勝手に整理して9割~10割のレベルにまでまとめてくれるからです。
この点については、7割程度の「ゆる~~い復習」を、「適切な時間」を置いて繰り返すとはっきりと実感できます。復習するまでの間、特に勉強していなくても、なぜか記憶が定着していたり、理解が進んでいたりするからです。
なぜこのようなことが起こるかと言うと、(いい加減なはずの)脳が、実は意外に真面目で、私たちが勉強をしていないときにも、学んだ情報をせっせと休みなく整理してくれるからです。
ポイント③ 脳をだます
脳は気ままです。コンピューターなら一度プログラムを起動すると“一心不乱”に作業をしてくれますが、脳はそうはいきません。というか、脳の中はつねに雑念が浮かんでは消えているという状態で、なかなかこちらの思うようには集中してくれません。ではどうすれば良いでしょうか。
――答えは「脳をだます」です。
あまり良い言葉ではありませんが、相手が気ままな以上、こちらもそれなりの工夫をする必要があります。脳をだますには大きく3つの方法があります(※)。
From 日経ビジネスオンライン
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