2016年6月28日火曜日

洋楽で英語を覚えた人列伝



■ラジオDJ 小林克也 

小林克也さん(1941年(昭和16年)3月27日)は、日本のラジオDJ、ナレーター、タレント、俳優です。海外経験無しで英語の名手になったバイリンガル ラジDJとしても有名な方です。

小林さんは中学生時代にボイス・オブ・アメリカやオーストラリア放送などを短波で熱心に聴取し、エルヴィス・プレスリーをはじめとするロックに夢中になり英語の大量インプットを行ったらしいです。

「真似る、復唱する(一緒に歌う)」 これは小林さんが行ってきた英語勉強法の1つです。学生時代は、エルヴィス・プレスリーなど洋楽をモノマネして歌っていたかららしいです。初めは何を言っているのか分からなかったらしいですが、好きな歌手の歌は何度も聞いてなんとか聞き取ろうと努力し、声に出して歌うことで英語力を向上させたと言います。


■Knaan ソマリアのラッパー


 彼は16歳の頃、ソマリアからカナダへ移住してきました。もちろん16歳までソマリアに住んでいたわけですから、英語を話せなかったです。カナダで生活をするため英語を習得する必要があった彼は、HIPHOPを聞いて英語を覚えたらしいです。Napsの曲の歌詞などを使い英語を習得したらしいです。


■Predawn(プリドーン) 日本のシンガー


Predawnさんの歌は全編英語で歌われており、初めて彼女の歌を聞いた時、英語の発音がとても流暢なので、帰国子女やインターナショナルスクール出身なのかと思いましたが、留学経験など長期の海外経験がないらしいです。彼女の兄と姉が聞いていた洋楽で英語や発音を覚えたらしいのです。

J-Waveでクリス・ペプラーさんがおっしゃっていたのですが、語学は音楽から入ると良いらしいです。音楽を聞く中枢と語学習得の中枢が一緒で音楽から入ると発音が自然に身につき、歌詞の言葉の脳への刺さり方が違うから自然と覚えるのではないかとおっしゃておりました。


■J-Waveでクリス・ペプラーさんが紹介していた知り合いの女性



クリス・ペプラーさんがおすすめの英語習得法を尋ねられた際に、音楽は英語習得に非常に役立つと言っておりました。

好きな音楽を聴いて英語を身につけることは効果的だとおっしゃっていました。

その一例として、クリスさんの知り合いの日本人で有名ブランドのプレスをやっている女性がいて、彼女の英語は非常に流暢で、帰国子女かインター上がりかなと勘違いするほど英語が上手かったらしいです。しかし、彼女は留学もしたことがないらしいのです。そこで彼女がどうやって英語を覚えたのかを尋ねた際に、洋楽で英語を覚えたと答えたらしいのです。

以下はインタビューの引用
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 彼女はマドンナが大好きで、マドンナの曲を全部覚えたのだそうです。

そしてマドンナの出ている映画のDVDを買って、何度も何度も見て字幕と照らし合わせながら、こんなことを言っているのかなと推理ゲームのように全部覚えてしまったらしい。

全くの独学です。面白いことに、音楽で入ってくる英語と、言葉で入ってくる英語、活字で入ってくる英語って全部違うんですよね。

僕の持論でもあるんですが、英語、特に発音はセンスの問題もあるので、英語教材よりは音楽から取り入れてほしいですね。自分の大好きな洋楽アーティストがいたら、そのアルバムを何度も聴いて、全曲暗譜してみてはどうでしょうか。


■私の会社の中国のある都市の支店の営業マン


私の会社のある中国支店の営業マンは、驚くほど流暢な英語を喋ります。特に発音はネイティブだと勘違いするほどです。

その彼は、英語圏に一度も行ったことがなく中国国内で、独学で英語を勉強したと言います。その際に使用した教材が洋楽の歌詞だったと言っていました。

洋楽の歌詞の美しさに惹かれて、歌詞の意味を知りたいと思い、英語を勉強としたと言っていました。


■Podcast 『バイリンガルニュース』のパーソナリティーのMamiさん



私自身も大ファンで、通勤中によく聞いている「バイリンガルニュース」というPodcast番組があります。iTunesのPodcast総合ランキング1位を獲得するほど大人気なPodcastです。Michael &Mamiというパーソナリティー2人が、英語と日本語で交互にニュースを読み上げ、感想を言い合うのですが、それがとても面白いです。

その女性パーソナリティーのMamiさんという方は、番組中では基本的に日本語でしゃべりますが、時折彼女が英語を織り交ぜながら話すのを聞くと、彼女の英語は帰国子女かハーフかと間違えるほど流暢な英語を話しております。彼女が英語を話しているのを聞いたことがある方は驚かれると思いますが、彼女は日本生まれ日本育ちで、独学であれほど高い英語力を身につけたといいます。

そんな彼女の英語習得方法のなかで、洋楽を歌うことが役に立ったという記事があります。その中では、洋楽で高度な歌詞が覚えられる事、声に出すことの大切さも強調されています。

以下はMamiさんの著書『バイリンガルニュースMamiの文字おしゃべり』(幻冬舎)より引用。


「5年生ぐらいから洋楽にはまる。その頃アメリカはアイドルブームまっただ中だったので、ブリトニーやバックストリートボーイズなど、恥ずかしげもなく王道を聞いて、一緒に歌う。 歌の内容がどうしても気になるので、歌詞カードはチェック。でも知らない単語を全部調べるのはめんどくさいし嫌になっちゃうから、そこは適当に。」

「幼少期からずっと一貫しているのは「声に出している」ということ。歌でも本でも、訳す時も、声に出すことで、まず口が慣れる。またそうした正しい文章を、自分の声を通して何度も何度も聞くことで、頭に定着させる。」

「歌を歌うのは本当に役に立った。例えば「I’m thinking about the times that we’ve been through」とか「If only you were here tonight, I know that we could make it right」というブリトニーの歌詞。意外と文法的に役立つ表現がこれでもか、と盛りだくさん! これを構文として丸暗記しろと言われたらきついけど、歌詞なら歌っていれば自然に覚えるし、この文章を応用してほかの文章も作れる。」

「また、ある程度楽しくないと続かないのは当たり前なので、つまらない上に効率が悪い勉強法を無理やり続けて英語を嫌いにならないことも大切。よく英語の難しい本を買ってきて、一語一句辞書で調べながら読んでいる人がいますが、私には絶対に無理です(笑)「楽しいものは勉強につながらない」と言う人も多いですが、言語に関してはそんなことはないと思います。」


■赤西仁(ミュージシャン)

日本人ミュージシャンの赤西仁さんの英語インタビューを聞いたのですが、彼の英語の発音と流暢さは素晴らしいです。ウェブ上で彼の英語インタビュー動画あれば、ぜひ聞いていただきたいです。

彼は独学で英語を身につけたらしいのですが、赤西仁さんのインタビューの中で、英語習得方法について洋楽を教材に使って英語を勉強していたということをおっしゃっていました。
彼はJustin BiberやJason Durloなどのビッグネームとも共演しており、それらの曲は英語で歌われております。

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