2016年7月19日火曜日

心が強い人は「無感情」を習慣にしている 簡単!マイナス感情はこうしてリセットする

心が強い人は「無感情」を習慣にしている
簡単!マイナス感情はこうしてリセットする

ストレスや憂鬱は、現代人にはつきものです。欲や怒りを刺激する情報はあふれているし、苦手な人づきあい、気の進まない仕事・残業も次々にやってきます。特に4月から変化が続いたあとの梅雨の時期は、いっそう心が重たくなる季節です。

しかし「何事にも、きっと方法はある」というのが、ブッダの考え方。ストレス・憂鬱を上手に解消して、心を軽くしていく方法を“メンタルヘルスのエキスパート”ブッダは教えてくれます。



悩みの最大の理由は「マイナスの感情」

心が疲れる最大の原因は、「マイナスの感情」です。ムカついたり、緊張したり、落ち込んだりといった負の感情におそわれると、やる気を失い、物事に集中できなくなります。

こうしたとき、多くの人が「元気を出そう」「楽しもう」と考えます。「憂さ晴らしにお酒」とか「ストレス解消にスイーツを」とか。「気分転換についネットサーフィン」が、定番の人もいますね。

ただ、これだと効果は一時的ですし、度をすぎると健康を害したり時間をムダに使ったりします。ネットサーフィンで余計にストレス・モヤモヤが増す、というのはよくある話です。

ブッダなら、まったく違う発想をとります。マイナスの感情を癒す秘訣は、驚かれるかもしれませんが、「感情のない状態をとりもどす」ことなのです。

つまり、怒りも喜びもない“ニュートラルな”精神状態――ここに戻れるようになったら、心は劇的に健康になります。詳しく説明しますね。

感情のないニュートラルな状態がなぜ大事かというと、それが「心の基本」だからです。

実は、感情には3種類しかありません。つまり、

①快の反応 ―― 喜び・うれしさ・楽しさなど
②不快の反応 ―― 怒り・不満・憂鬱・くやしさなど
③快でも不快でもない“ニュートラルな”状態


このうち、人が追いかけるのは、①の快=喜びの反応。食べる、遊ぶ、他人の評価・リアクションを求めて頑張るなどです。

もともと心には、承認欲も含めた「欲求」があります。だから人間は、つらいときや疲れたときでも「欲求の満足」を求めます。結果的にごく自然に「快の反応」――楽しいこと・快楽――を求めようと考えます。

しかし、快の反応は「長続きしない」もの、そして「すぐ元に戻る」ものです。

現実に引き戻されたとき、そこに待っているのは「不快な反応」です。仕事がうまくいかない、人間関係が苦手、人の目が気になる、失敗して落ち込んでしまう……。日々の生活の中では、不快な反応のほうがむしろ多いのが現実ですよね。

つまり私たちの日常は、「快を追いかけながら、実際には不快に反応してばかり」です。人はいつだって「感情に振り回されている」のです。

From : 東洋経済オンライン
URL : http://toyokeizai.net/articles/-/126812?page=2

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