2016年7月28日木曜日

TOEIC400点前後でプロ並みの英語を書く人

TOEIC高得点でも、実務で使えない人がたくさんいて、TOEICを受けたことのない人でもバリバリ英語で完璧に実務をこなす人がいます。

わたしもTOEIC高得点だけの人間になりたくないと思い、必死に実務で実践で使える英語を鍛えてきましたが、実務で使える英語を身に着けるには極度にストレスのかかる緊張感のある現場で鍛えるのが良いと思いますし、

そのような幸運な状況に置かれなった人は、なかなか実務で使える英語を身に着けられず、TOEIC高得点のヒトとなってしまうかもしれません。


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しかし、TOEICは世間に普及したがために、その弱点も広く知られるようになりました。それは、膨大な時間と労力をかけて800点レベルの高スコアを取っても、話せないし、書けないという現実です。つまり、何気に私たちの心をワクワクさせた、あの、TOEICの対照表がまったく当てはまらないということに気付き始めたのです。

 TOEICは実践的なテストのはず、なのにどうしてこんなにも大きなギャップがあるのだろうか。800点を取るのは決して楽ではない、それなのにどうして話せず、書けないのだろうか――だれもがこう考えて首を捻り始めたわけです。

 ここで、まず押さえておくべき点は、あの対照表は決して事実無根のものではないということです。例えば、海外に正規留学して4~5年程度懸命に勉強した人の場合、TOEICのスコアとスピーキング能力は一致します。

 しかし、日本国内で勉強した人の場合、つまり英語を「外国語」として学習した人の場合には(普通は)そうはならないのです。とくに、対策勉強と称して、受験英語に毛が生えたようなことを行った場合にはほぼ100%一致しません。私の知る限りでは。

例えば、ライティングについてお話しすると、私はTOEICで430点程度しかないのに、ネイティブ並みの驚くべきビジネスメールを書く人を知っています。

 その方は、私のTOEIC研修を受けた方の一人で、3カ月の研修で330点程度から430点程度になりました。私は、彼がてっきり昨今の世間の流れでTOEICを受験しただけのことだと思っていたので、その方から英文メールの添削の依頼が来た時には、大いに焦りました。430点程度では添削どころの騒ぎではないのが分かっていたからです(※)。

(※)このレベルでは、ほぼ確実に全文書き直しになります。たとえ文法的に正しく書けていたとしても、英文として成り立っていないのが普通です。実は、文法的にも破綻しているケースが多いですが…。
驚嘆のビジネスレター

 しかし、(失礼ながら)厄介なことになったと思いながら、取りあえず添付のファイルを開いて見たところ、なんと、そこには実にsuccinctで、かつto the pointな、プロ並みの英文が書き込まれていたのです。決して誇張ではなく、これには驚嘆しました(※)。

From : 日経ビジネスオンライン
URL : http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/093000004/062400020/?P=3

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