2016年7月25日月曜日

通じればいいと思ってめちゃくちゃな文法、発音で話す日本人と向き合ったネイティブが、「あ、この人英語話せないな」と顔色が変わる瞬間を、私はこれまで何度も見てきました。

心理学のメラビアンの法則によれば、人が物事を判断する上で参考にするのは、見た目が55%、話し方や態度が38%、話す内容が7%と言われています。通常、この法則はいかに見た目が重要かという意味で引用されますが、話し方も約4割を占めていることに注目してください。

 日本語におけるコミュニケーションでもまったく同じはずです。どれだけもっともなことを話していても、話し方がたどたどしい人のことは簡単には信用できないでしょう。そういう人をビジネスパートナーとして選ぶでしょうか。

 これは一見、すごくハードルの高いことを言っているように聞こえるかもしれませんが、世界のビジネスシーンにおける厳然たる事実です。通じればいいと思ってめちゃくちゃな文法、発音で話す日本人と向き合ったネイティブが、「あ、この人英語話せないな」と顔色が変わる瞬間を、私はこれまで何度も見てきました。ゆっくり話されている時点で、もはや対等ではないのです。

逆に、ネイティブな発音で話す日本人に対して、彼らの表情が変わる瞬間も何度も見てきました。ネイティブな発音で話す人はたいてい落ち着いて、堂々と話をします。相手の外国人にしてみれば、「この人となら、細かな契約の話ができる」「信頼できそう」と思え、対等に、本気で話そうとしてくれるでしょう。

From : ダイヤモンドオンライン
URL : http://diamond.jp/articles/-/35031?page=3



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